はじめてのゴルフクラブ選びと押さえておきたいゴルフクラブのメーカー10選

ゴルフクラブ

ゴルフ初心者をいつも悩ませるのがクラブ選びです。超メジャーどころから根強いファンを持つ小さなメーカーまで多種多彩なブランド。毎年くり返されるモデルチェンジ。これでは初心者が自分に合ったクラブを独力で見極めることは困難です。

そこで今回は、ゴルフ初心者ならぜひ押さえておきたいゴルフクラブ10選をご紹介します。クラブの種類・特長・選び方からクラブセッティングのポイント、ヒマラヤがおすすめする最新モデル情報まで、ゴルフ初心者のクラブ選びに必要な情報を詳しく解説していきます。

ゴルフクラブはこの10ブランドを押さえておこう

キャロウェイ

キャロウェイロゴ

キャロウェイは1982年に米国で創業したゴルフ用品メーカーです。

大型メタルウッド「ビッグバーサ」で知られ、1992年には米国のPGAおよびLPGAツアーにおける使用率がトップになるなど、多くのプロから信頼を集めています。

また日本向けの製品開発にも余念がなく、日本人の体格を徹底的に研究して設計したクラブは、石川遼プロや上田桃子プロなど日本人ゴルファーの愛用者も少なくありません。 キャロウェイのラインナップには、アマチュアでも購入しやすい価格帯のモデルも多いため、初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめできるメーカーです。

ゼクシオ

ゼクシオロゴ

ゼクシオはダンロップスポーツが展開する主力ブランドです。ダンロップスポーツは1930年に兵庫で創業しましたが、2018年1月に住友ゴム工業に吸収合併され現在に至ります。ゼクシオは2000年の発売以来、2018年まで19年連続で国内年間店頭販売数量・金額No.1という圧倒的な支持を得ています。

ゼクシオがそこまで支持される理由としては、「軽量」「飛距離が出る」「打ちやすい」といった優れた基本性能に加え、ヘッドとシャフトを自社生産することで、トータルバランスの非常に優れた安定感のあるクラブに仕上げている点も挙げられます。

ゼクシオのドライバーやアイアンは芯が大きく飛距離が安定するため、中嶋常幸プロや横峯さくらプロといったベテランのプロ達も愛用しています。

スリクソン

スリクソンロゴ

スリクソンは、ゼクシオと同じくダンロップが展開するブランドであり、プロやアマチュア上級者を対象に開発されたフラッグシップモデルとして知られています。

国内外のトッププロがスリクソンと契約しており、2019年全英オープン覇者のシェーン・ローリー、2011年の全米プロで初出場初優勝を遂げたキーガン・ブラッドリー、日本人プロでは青木功プロや松山英樹プロなどがスリクソンのクラブを愛用しています。

同じダンロップのゴルフクラブでも、ゼクシオはアベレージゴルファー用、スリクソンは上級者用とターゲットが明確に分かれています。またゼクシオとは違って、スリクソンのクラブにはフェイス向きや重量の調整機能が付いている点も特長の一つです。

タイトリスト

タイトリストロゴ

タイトリストは、1932年からゴルフ用品を製造する米国のゴルフ用品ブランドです。2011年に韓国のスポーツ用品メーカー「フィラ」に買収されましたが、現在でも製造拠点は米国マサチューセッツ州にあります。

タイトリストは元々ゴルフボールの製造で知られており、「全米オープンでの使用率が70年連続No.1」など伝説的なシェアを誇っています。

タイトリストのクラブは契約プロが実際にツアーで使っているモデルをそのまま市販しているので、「限られたプレイヤーだけが注目するマニアックなブランド」というイメージがあります。その意味では初心者が使いこなすのは難しいブランドかもしれません。

もっとも最近では、日本人に適したサイズダウンしたモデルも開発しており、日本人のアマチュアプレイヤーの中でも徐々に人気が高まりつつあります。

テーラーメイド

テーラーメイドは、メタルウッドの発明者として知られるゲーリー・アダムスが1979年に米国で創業したゴルフ用品メーカーです。1997年にアディダス傘下となりましたが、2019年現在は投資会社KPSキャピタルパートナーズが所有しています。

たった3人の職人でスタートしたテーラーメイドですが、創業から30年で数千億円規模の売上を誇る世界的なメーカーへと成長を遂げました。2011年全英覇者のダレン・クラークや女性プロのトップスターであるポーラ・クリーマー、日本では青木功選手などがテーラーメイドのクラブを愛用しています。

多くのプロが支持するテーラーメイドのクラブですが、価格が手頃であるためアマチュアにも高い人気を誇っています。「Mシリーズ」より新しいテクノロジーを追求し、初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに対応しています。

特にドライバーには定評があり、現在では当たり前な重心位置調整機能もテーラーメイドが先駆けです。

ヤマハ

ヤマハと言えばピアノやスキー板、テニスラケットの製造で有名です。ヤマハのゴルフクラブには、ピアノ製造で磨き上げた木工加工技術や音響技術、スキー板やテニスラケットの製造で蓄積したFRP(繊維強化プラスチック)の技術が生かされています。

1982年にはFRP技術を活用した世界初のカーボンコンポジットクラブを製造し、一躍名声を得ました。当時はまだパーシモン(柿の木)を素材とするウッドが主流だったため、コンポジットのウッドの誕生は革新的な出来事でしたその後も モーターエンジン開発で培った鍛造技術を活用した「軟鉄鍛造アイアン」や、シャフト脱着機能を搭載したRMXシリーズなどを発表し、多くのゴルファーから支持を得ています。

1982年にはFRP技術を活用した世界初のカーボンコンポジットクラブを製造し、一躍名声を得ました。当時はまだパーシモン(柿の木)を素材とするウッドが主流だったため、コンポジットのウッドの誕生は革新的な出来事でしたその後も モーターエンジン開発で培った鍛造技術を活用した「軟鉄鍛造アイアン」や、シャフト脱着機能を搭載したRMXシリーズなどを発表し、多くのゴルファーから支持を得ています。

ピン

ピンは、1959年に米国アリゾナ州で創業したゴルフ用品メーカーです。創業者のカーステン・ソルハイム氏が自宅のガレージでパターを手作りしたのが始まりです。ブランド名の「ピン」はパターの打音を表しています。

ピンはとりわけパターが高い評価を受けているメーカーです。パターの形状としてもっともメジャーな「ピンタイプ(ブレードタイプ)」も、ピンが開発したパター「アンサー」シリーズの形状がそのままパター形状の一つとして定着したものです。

本家の米国では圧倒的シェアを誇るメーカーですが、日本における知名度も近年どんどん上昇しており、日本人として42年ぶりに全英女子オープン優勝を果たした渋野日向子プロも、高校時代からピンのパターを愛用しています。

そんなピンの人気の秘密はフィッティングにあります。ピンはカスタムフィッティングの先駆けとして1960年代から半世紀に渡り独自のフィッティングシステムを構築してきました。

精密な身体測定のデータに基づき、プレイヤーに最適のシャフト長やライ角、グリップサイズを計算。そのデータに基づいてオリジナルのクラブを専用工場で組み立ててくれます。日本では、東京・新宿のピン直営店でフィッティングを受けることができます。

ブリヂストン

ブリヂストンは、言うまでもなく日本が誇る世界最大手のタイヤメーカーですが、1935年からゴルフボールを生産するなど国内屈指の歴史を有するゴルフ用品メーカーでもあります。

1981年にはクラブの生産本数が100万本に到達。人気実力共にトッププレイヤーであった倉本昌弘プロと専属契約を交わすなど、ブリヂストンの知名度が一気に広まりました。

その後1990年代に入ると、世界的なセールスとなった高性能ウッド「J’sメタル」、コンポジット(異種金属複合)アイアンの先駆けとなる「タンベック」など革新的なクラブを次々と発表し、海外のゴルファーにもファンが増えていきます。現在ではタイガー・ウッズ選手を筆頭に、国内外の多くのプロがブリヂストンのクラブを愛用しています。

本間ゴルフ

本間ゴルフは1959年に横浜で創業した国内でも老舗のゴルフ用品メーカーです。創業者のルーツが山形県酒田市の豪商であった本間家の血筋であったため、今でも自社工場を酒田に置いています。

ベテランゴルファーは本間ゴルフの名を聞くと「高級なパーシモンウッド」をイメージするかもしれません。金属製クラブが普及する以前はクラブの大半がパーシモン(柿の木)を素材としていました。

チタン製クラブの普及と入れ替わるようにパーシモンクラブは市場から姿を消しましたが、本間ゴルフでは現在でもパークゴルフ専用クラブとしてパーシモンウッドを生産しています。

プロギア

1983年に創業したプロギアは横浜ゴム傘下のゴルフ用品メーカーです。「ゴルフ道具(ギア)作りのプロでありたい」という理念の下、タイヤ製造で培った技術を生かした職人的なクラブ作りをしています。

創業当初から品質には定評があり、現在では小平智選手、矢野東選手、平塚哲二選手などの中堅・ベテランプロがプロギアのクラブを使用しています。

ゴルフクラブの種類・特長・選び方

ゴルフクラブの種類・特長・選び方

ここからはゴルフクラブの種類と特長(用途、長さ、飛距離など)、そして初心者ならぜひ知っておきたい「クラブの選び方」を解説していきます。

ウッド

ウッドはドライバーとフェアウェイウッドに分けることができます。

ドライバー

ドライバーはパターと並んでゴルフクラブの象徴のような存在です。トッププロがティーショットで披露する豪快なドライバーショットを楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。プロのようにドライバーでまっすぐ遠くに飛ばすには高度な技術が必要です。

(用途)

ドライバーの最大の特徴は「すべてのクラブの中で一番シャフトが長く、ヘッドサイズが最大」ということ。シャフトが長いほどヘッドスピードも速くなるため、ドライバーを正しく使えば一番飛距離が出ます。ロングホールにおける1打目(ティーショット)を打つためのクラブ、それがドライバーの用途です。

(長さ)

一般的なドライバーの長さは45インチから45.5インチですが、長尺モデルだと46インチ以上のものもあります。シャフトが長いほどヘッドスピードは速くなりますが、スイートエリアにヒットさせる技術がなければ飛距離は出ません

(飛距離)

ドライバーの平均飛距離は、男性の場合230ヤード、女性の場合175ヤードです。もっとも、「プロかアマか」「ハンデの差」「ヘッドスピードの違い」といった条件の違いによって飛距離は大きく増減します。この点は以下で説明していく他のクラブでも同様です。

・ドライバーの選び方

ドライバーを選ぶときは「スライスに対応できるか」を意識しましょう。初心者ほどドライバーショットではスライスに悩まされるからです。

「初心者用」をうたうドライバーはフックフェースに設計されています。反対に上級者向けのドライバーはフックしにくくボールが上がりにくいよう設計されています。初心者が上級者用のドライバーを使うとかえってスライスがひどくなるので注意してください。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッドはドライバーの次に飛距離が出るクラブです。3番ウッドと5番ウッドには、それぞれ「スプーン」「クリーク」という別称があります。

(用途)

フェアウェイウッドはヘッドがドライバーよりもコンパクトなので、方向性は安定します。ただし飛距離はドライバーよりも短くなるため、セカンドショットで最大飛距離を稼ぎたい場合に使うのがフェアウェイウッドの主な用途です。

もっとも最近は、ツアープロがティーショットでドライバーではなくフェアウェイウッドを使う光景もよく見かけます。これはフェアウェイウッドの方が方向性に優れ確実にフェアウェイをキープできること、新素材や構造設計の変革により著しく飛距離性能が向上したことなどが理由です。

(長さ)

一般的なフェアウェイウッドの長さは、3Wが43.5インチ、5Wが42.5インチです。

(飛距離)

フェアウェイウッド(3W、5W)の平均飛距離は、男性が215/195ヤード、女性が150/135ヤードです。

・フェアウェイウッドの選び方

フェイウェイウッドはロフト角が小さいためボールが上がりにくくなっています。初心者のスイングはヘッドスピードが遅くボールが上がりにくいため、「ロフト角の小さいフェアウェイウッドを使うとなかなか飛距離が出ない」と悩む初心者ゴルファーも多いはずです。

初心者がフェアウェイウッドを選ぶ際は、ヘッドが大きく、フェースの高さが低いモデルを選ぶようにしましょう。ボールが上がりやすく弾道も安定するので、飛距離を稼ぐことができます。

ユーティリティ

「Utility=役に立つ」という名のとおり、「シャフトが短く打ちやすい」「ボールが上がりやすい」といった特長があり、フェアウェイウッドとアイアンの良いとこ取りをしたようなクラブです。ユーティリティの呼称は国やメーカーによって変わり、「ハイブリッド」や「レスキュー」と呼ばれることがあります。

(用途)

ユーティリティはロングアイアンと同等の飛距離をアイアンよりも容易に出すことを目的に開発されたクラブです。ユーティリティが開発される以前、フェアウェイウッドでは長すぎる距離を打つためには4番以下のアイアンに頼る他ありませんでした。しかし4番以下のアイアンはボールが上がりくいため、初心者や初級者では飛距離を出すことが難しかったのです。

4番以下のアイアンよりもボールが上がりやすく飛距離が出やすいユーティリティは、ロングアイアンの代用品として重宝します。上手に使いこなせばスコアアップに大きく貢献してくれるので、今やクラブセッティングには欠かせないクラブとして定着しています。

(長さ)

ユーティリティの長さは、41インチから43インチが一般的です。

(飛距離)

ユーティリティの平均飛距離は、3番から6番の順に、男性が200/180/170/160ヤード、女性が150/140/125/110ヤードです。

・ユーティリティの選び方

ユーティリティはフェアウェイウッドとアイアンのすき間を埋めるためのクラブです。したがって「飛距離」がクラブ選びの目安となります。具体的には、飛距離に大きな影響を与えるロフト角を第一にチェックし、自分の所有するフェアウェイウッドとアイアンが生み出す飛距離の中間をカバーできるよう選ぶことになります。

とはいえ、初心者や初級者の場合、自分の手持ちのクラブとバランスの取れたユーティリティを正しく選ぶのは難しいのが現実です。

そこでおすすめしたいのが、フェアウェイウッドやアイアンと同じブランド、同じシリーズのユーティリティに統一すること。ロフト角はもちろん、シャフトの長さや重量などのスペックが絶妙に調整されているので、フェアウェイウッド>ユーティリティ>アイアンとクラブの特性を生かし切った飛距離を出すことができます。

アイアン

アイアンは、ボールが当たるヘッド部分が平たい金属でできているクラブです。最初期はヘッドが鉄製だったことから、チタン製やステンレス製が主流となった現在でもアイアンと呼ばれています。

アイアンには1番から9番までの番手がありますが、市販のアイアンセットは5番〜9番(+ピッチングウェッジ)で構成している商品が大半です。

(用途)

パー4やパー5のホールにおけるセカンドショット、パー3のホールにおけるティーショットに使うのが、アイアンの主な用途です。

アイアンは1番から9番へとすすむにしたがって、シャフトの長さが短く、ロフト角が大きくなります。番手ごとに飛距離が異なるため、きめ細かなコースマネジメントには欠かせないクラブです。

(長さ)

アイアンの長さは、おおむね37インチから39インチです。プレイヤーの手首から床までの長さに応じて適正な長さが変わります。番手ごとにシャフトの長さが変わるのが通常ですが、最近ではすべての番手のアイアンを同じ長さでそろえる「ワンレングスセット」も登場しており、愛用するプロもいます。

(飛距離)

アイアンの平均飛距離は、男性が115〜195ヤード、女性が70〜135ヤードです。

・アイアンの選び方

初心者ほどアイアンの扱いに苦手意識を持つ人が多いのではないでしょうか。もっとも最近はクラブの設計・製造技術の進歩もあって、昔のアイアンよりもはるかに楽にまっすぐ遠くへ飛ばすことができるようになっています。

アイアンは、「ダフりが多いならソール幅の広いアイアン」「ハードヒッターならロフトの立ったアイアンで距離を稼ぐ」というように、自分の現在のスキルに合ったクラブを選ぶことが大切です。

ただし注意点が一つあります。飛距離にこだわるあまり小さい番手に偏ったアイアンでそろえてしまうと、「短い距離を打つためのクラブをどう補充するか」というクラブセッティングの問題が生じてしまうのです。正しいアイアン選ぶには、短い距離をカバーするウェッジ(PW、AW、SWなど)とのバランスが重要です。

ピッチングウェッジ

ピッチングウェッジ(以下、PW)は、ロフト角が大きくボールを当てやすいクラブです。ウェッジの中で一番飛距離が出るのでアイアンに分類される場合もあります。

(用途)

PWは他のウェッジと同様、飛距離をコントロールしながら狙い定めた場所へボールをぴったり運ぶためのクラブです。したがって、PWを自在に使いこなすには、「どのくらいの力でスイングした時にどの程度飛ぶか」を正確に把握している必要があります。

(長さ)

PWの長さは「9番アイアンよりも0.5インチ短くする」というのが一般的ですが、アイアンと同じ長さにカスタムするプレイヤーもいます。最終的には自分が打ちやすい長さであることが決め手となります。

(飛距離)

PWの平均飛距離は、男性が105ヤード、女性が60ヤードです。9番アイアンよりも10ヤードほど短くなりますが、ヘッドスピードを速めれば9番アイアン以上の飛距離を出すことも可能です。

ティーショットやセカンドショットの落球地点が深いラフだったときのように、「必要な飛距離を出すなら9番アイアンだが、的確にショットするにはPWでないと……」という微妙な状況はよくあることです。その意味で、9番アイアンとPWの使い分けは、スコアアップに欠かせないスキルだと言えるでしょう。

・ピッチングウェッジの選び方

PWをフルショットしたときの飛距離は、9番アイアンとアプローチウェッジの中間になくてはいけません。同一ブランド、同一シリーズでアイアンやウェッジをそろえるなら問題ありませんが、別個のブランド・シリーズからPWだけを選ぶ場合は、9番アイアンとアプローチウェッジとのバランスに注意しましょう。

サンドウェッジ

サンドウェッジ(以下、SW)は、アプローチウェッジと並んでウェッジに欠かせないクラブです。フルショットしても80ヤードほどしか飛ばないため、グリーンそばのバンカーからアプローチする際に使います。SW、アプローチウェッジ、ロブウェッジの3本をひっくるめて、単に「ウェッジ」と呼ぶこともあります。

(用途)

その名のとおりバンカーショットで主役となるクラブですが、バンカー以外で使ってももちろん構いません。SWを使うとボールが高く上がるため、着地したときに転がりにくくなります。そのため速いグリーンにアプローチする場合には重宝するクラブです。

(長さ)

SWの長さは、35インチから36インチが標準です。パター以外ではもっとも短いクラブです。

(飛距離)

SWの平均飛距離は、男性が80ヤード、女性が50ヤードです。

・サンドウェッジの選び方

打ちやすさ重視なら、アイアンなどと同様に幅広ソールを選びましょう。ダフりが減るのでバンカーショットの成功率が上がります。ボールの高さやスピンの回転数を調整しつつ打てる上級者なら、最近増えている多面ソールがおすすめです。

またシャフトの重さもポイントです。重めのシャフトを選べばスイングが安定するので、短い距離のアプローチがしやすくなります。他方、アイアンと同じくらいの重量を選べば、フルショットしたときの感触がアイアンに重なり、違和感なく振り抜くことができるので、必要な最大飛距離をコンスタントに出すことができます。

アプローチウェッジ、ロブウェッジ

ウェッジの仲間としてはPWとSWが主役ですが、脇役ながら渋い活躍をするのはアプローチウェッジ(以下、AW)とロブウェッジ(以下、LW)です。

AWを愛用したのがジャンボ尾崎プロです。尾崎プロはAWをピッチングサンド(PS)と呼び、1980年代から愛用していましたが、後にプロギアの契約プロとなった際、同社がPSとして販売していたクラブが「AW」という商品名だったことから、AWという呼称が日本でも広がっていきました。

LWはAWよりも少し前に登場したクラブです。その名のとおりロブショットを打つためのクラブとして開発されました。

(用途)

AWは、PWよりも短く、SWよりも長い距離を飛ばすためのクラブです。アプローチにもバンカーショットにも使える万能タイプのウェッジがAWです。

LWは高くボールを打ち上げるロブショット専用クラブです。ロブショットを打つためにはロフト角を大きくする必要があります。SWのロフト角は56度から58度が一般的ですが、ロブショット専門であるLWのロフト角は60度以上にもなります。

(長さ)

AWやLWのシャフトの長さに目安はありませんが、SWのシャフトと統一するプレイヤーが多いようです。これはすべてのウェッジを同じ長さにすることでスイングの違和感を減らすことが目的です。

(飛距離)

アプローチウェッジの平均飛距離は、男性が90ヤード、女性が55ヤードです。ロブウェッジの平均飛距離は、男性が80ヤード、女性が50ヤードです。

・アプローチ、ロブウェッジの選び方

AWやLWの選び方は、その役割に応じたロフト角で決まります。自分が使うPWやSWと比較し、ロフト角がPW→AW→SW→LWの順に大きくなっていれば問題ありません。ダフりを減らしたい初心者なら幅広ソールを選ぶと良いでしょう。

パター

パターはドライバーと並んでゴルフクラブの代名詞とも言うべき存在です。ラウンド中にもっとも多く使うクラブだからか、プロの試合で「どんなクラブを使っているのかな?」と注目が集まるのもパターです。

(用途)

グリーン上またはその周辺にあるボールを転がしてホールに入れるためのクラブがパターです。グリーン上ではほぼ100%パターを使います。

(長さ)

ゴルフクラブの全長はゴルフ規則によって「18インチ以上、48インチ以下」と決まっています。ただしパターは例外で、48インチを超えても構いません。

とはいえ、あまり長すぎると使いにくいことから、市販のパターで48インチを超えるものはまずありません。一般的には32インチから36インチまでのパターが使われており、特に多く使われるのは33インチか34インチのパターです。

(飛距離)

パターはボールを転がすためのクラブなので飛距離を考える必要はありません。グリーンエッジからカップまでの距離は長くても30メートルほどですので、この距離をゴロで運べる性能があればOKです。

・アプローチ、ロブウェッジの選び方

パター選びで重要なポイントは2点あります。 1点目は、「シャフトの適正な長さ」です。正確なパッティングをするには、シャフトの長さが自分にフィットしていることが重要だからです。

シャフトの長さが適正かどうかは、構えたときの手とボールの距離を目安にします。たとえば、スタンスの幅が狭ければ手とボールまでの距離が遠くなるのでシャフトは長めになりますが、スタンス幅が広ければ短めで足ります。同様に、構えた時の膝や肘の曲げ方(曲げるなら短め、伸ばすなら長めのパター)、上半身の前掲角度(深ければ短め、浅ければ長めのパター)によって、パターシャフトの適正な長さは変化します。

2点目は「パターのヘッドの形状」です。まっすぐ打てない、ストロークがスムーズでないといった悩みは、パターのヘッドの形状を自分に合ったものにすると解決する場合があります。

パターのヘッドの形状は、大きく分けて4種類あり、それぞれの種類と特徴は以下の通りです。

・ピンタイプ

代表的なパターの形状。ヘッドの重量がトゥ側とヒール側にバランスよく配置されておりスイートエリアが広く、ミスが抑えられるのが特徴。

・L字タイプ

操作性重視の形状。アイアン感覚でショットのようなパッティングをしたい人に向いていますが、初心者には使いこなしづらい一面も。

・マレットタイプ

ヘッドが大型で重量はピン型よりも重いため、まっすぐに打ち出せたり、軽く打っただけでも距離を出しやすい特徴があります。

・ネオマレットタイプ

ヘッドが重い面での特徴はマレット型と同様ながら、ヘッドが視覚的に構えやすいスクエア型になっていたり、またどのタイプよりもヘッドが大きいことから、ミスヒットになりにくい特徴があります。

それぞれの特徴を知り、自分のパッティングのタイプに合う形状のパターを選ぶことがおすすめです。

ゴルフクラブのセッティング方法

ゴルフクラブのセッティング方法

初心者なら誰もが悩むであろうクラブのセッティング。ここでは初心者がゴルフクラブをセッティングする際のポイントを説明します。

初心者はまずアイアンセットから

初心者にぜひおすすめしたいのが、各メーカーが販売する「アイアンセット」です。アイアンセットとは、5番〜9番のアイアン数本とPWを合わせたクラブセットのことです。

なぜアイアンセットがおすすめかと言うと、ゴルフはアイアンでスイングの基本を身につけることが鉄則だからです。アイアンを使ってまっすぐボールが打てない状態では、ドライバーをどれだけ振り抜いても飛距離は出ません。アイアンでフルスイングして狙った場所にボールを運べないようでは、たとえコースデビューしたとしてもまともに攻略することはできず、ただ疲れるだけに終わるでしょう。

アイアンでスイングの基本をしっかり身につけておけば、ドライバーやウェッジ、フェアウェイウッドやユーティリティにも応用がきくのでどんどん上達していきます。アイアン以外のクラブを購入するのはそれからでも遅くありません。

ゴルフクラブの性能は日進月歩なのでつい新しいクラブに目が行きがちですが、自分が初心者であるという自覚があるのなら、好みのメーカーが販売するアイアンセットをまず購入し、とことん使い倒すのが上達の近道です。

ラウンドするのに最低限必要なセットは?

アイアンセットで練習を重ねてスイングが安定してきたら、いよいよコースデビューです。コースをラウンドする際に使用できるクラブは「最大14本」と決まっています。これは言い換えると、14本を超えない限り何本でも構わないということです。

初心者がラウンドするのに最低限必要なクラブセットとしては、次の2つのパターンをおすすめします。

「アイアンセット、パター」のセット(5本〜7本)

練習で使い慣れたアイアンセット(5番から9番とPW)にパターを加えればコース攻略は可能です。ティーショットで飛距離を稼ぎたい場合は、4番以下のアイアンかフェアウェイウッド、ユーティリティを1本加えると良いでしょう。

「ドライバー、7番アイアン、サンドウェッジ、パター」のセット(4本)

たった4本のセットですが、ラウンドするだけならこれでも十分です。ただし、このセッティングではティーショットで必ずドライバーを使うことになるため、ドライバーの基礎をしっかり身につけておかないとまともにラウンドすることはできません。

初心者用セットを活用しよう

最近は初心者用と称してドライバー・フェアウェイウッド・アイアン・パター・キャディバッグなどをワンセットにした商品が販売されています。アイアンセット同様、自分の目でクラブを選ぶ自信のない方は活用すると良いでしょう。

セッティングの方法

クラブのセッティングは中級者以上でも悩むものです。ここではセッティングのポイントを3つ紹介します。

そもそも14本必要なのか?

先ほど初心者用のラウンドセットで紹介したとおり、ただラウンドするだけなら14本ものクラブは不要です。しかし、プロや上級者の場合、緻密なコースマネジメントに対応できるよう多くのクラブを用意するのが通常です。

アマチュアは自分でクラブを運ばないといけないので、フルセットだと体力を消耗します。初心者や趣味で楽しむだけなら14本にこだわる必要はありません。

セッティングに必要な視点

セッティングでは「自分のスキル不足を補ってくれるクラブか?」という視点が重要です。

「ダフりが多いので、幅広ソールのクラブをそろえる」 「パワーが足りず飛距離が出ないので、ボールが上がりやすいクラブを選ぶ」 「どうしてもスライスしてしまうので、フックフェースのクラブにする」

こういった視点を意識すると良いでしょう。

ラウンドしていく中で調整することが大切

ラウンドを重ねていくと、次第に自分のスキル・癖とクラブとの相性が見えてきます。スキルが向上すればクラブも変える必要があります。ラウンドするコースに合わせてセッティングを調整しなければならない状況もあるでしょう。

このようにセッティングはスキルや状況に応じて変えていくものです。クラブは安い買い物ではないので頻繁に買い換えることはできませんが、予算の範囲で必要なクラブを購入しセッティングを変えることは、スコアアップに欠かせない秘訣だと言えます。

ヒマラヤおすすめのゴルフクラブ

ヒマラヤおすすめのゴルフクラブ

最後に、ヒマラヤの売上ランキング上位の製品から、特におすすめしたいゴルフクラブを厳選して紹介します。

ドライバーのおすすめ

ピン G410 DR LST

2019年7月に発売したピンの最新モデルです。高く評価されていたG400よりも慣性モーメント(MOI)が約3%向上し、ヘッドがより回転しにくくなりました。可変ウェイトによる3段階の弾道調整機能やロフト/ライ角調整機能も付いているので、上級者だけでなく中級者以下のプレイヤーでも自分好みのスイングにフィットさせることができます。

ゼクシオ イレブン MP1100 カーボンシャフト

ゼクシオイレブンは、スイングが乱れやすい初心者でも飛距離が安定しやすいドライバーです。

フェアウェイウッドのおすすめ

キャロウェイ マーベリック フェアウェイウッド Diamana 50 for

AI生まれのフェースを初搭載したドライバー並みの反発性能を実現したフェアウェイウッドです。「MAVRIK シリーズ」では、ドライバーと同様、フェアウェイウッドにおいても、AIによってボールスピード、耐久性だけでなく、高初速エリアまでもが最大化、最適化するよう、機械学習を繰り返しました。従来以上の飛距離とやさしさがバランス良く融合したモデルとなっています。

タイトリスト TS2 フェアウェイメタル

TS2ドライバーの爆発的なスピード性能と、最大級の直進安定性を踏襲。フェアウェイメタル専用のアクティブ リコイル チャンネル3.0を搭載し、フェアウェイからも広い打点エリアで高い打ち出しと大きなキャリーを可能にします。 想像を超える力強いストレート・ビッグキャリーと、驚きの打ちやすさを実現します。

ユーティリティのおすすめ

ヤマハ inpres UD+2 19 ユーティリティ

フェースをシャフト軸から離すことでインパクトのエネルギーを高めるヘッドターンエネルギー構造、おもり効果でインパクト時のロスを防ぐチップウェイトテクノロジーを搭載したシャフト、ソール部にウェイトを配置した超低重心設計など、ボールを速く高い弾道で飛ばすための技術が詰め込まれたモデルです。長年の楽器製作で培った音響技術を応用した爽快な打球音もヤマハならではでしょう。

ゼクシオイレブン ハイブリッド ユーティリティ MP1100 カーボンシャフト

国内で高いシェアを誇るゼクシオのユーティリティです。

アイアンのおすすめ

ピン G410 アイアン ST

「ピン史上最大のたわみ&飛び」をうたい文句とするこのアイアンの売りは新コア・アイテクノロジーです。旧モデルよりもフェースのたわみが約12%増えたことで、アイアンに欠かせない高弾道と飛距離の両立に成功。ヘッド形状もよりシャープにバージョンアップ。慣性モーメントも約14%拡大したことで、スイングミスのショットへの影響がいっそう小さくなっています。

テーラーメイド SIM MAX TENSEI BLUE TM60 CARBON アイアン

テーラーメイドの「スピードブリッジ」テクノロジーを採用した高弾道・高初速・優れた打感・クリーンなルックスを兼ね備えたSIM MAXアイアンです。

パターのおすすめ

オデッセイ ストローク ラボ ブラックシリーズ パター

キャロウェイのパターブランドであるオデッセイは、国内プロツアーにおけるシェアが60%を超えるという圧倒的なビッグネーム。そんなオデッセイのSTROKE LABは、「プロのような再現性を、あなたにも」とのキャッチコピーからも分かるとおり、様々な技術を盛り込んだパターとしてほぼ完成の域にあります。

ピン ヘプラー MALLET STD PP59 【長さ調整機能無し】

世界的なパターメーカーであるピンの最新モデル『ヘプラー』はソリッドな打感と打球音を求めるプレーヤーに最適です。ブレードには日本限定を含むシャープなモデルをラインナップ、寛容性が求められるミッドマレットから大型マレットには、重心位置の最適化により高MOIを実現した新構造の複合素材を採用しています。

アイアンセットのおすすめ

タイトリスト(Titleist) ゴルフクラブ アイアンセット 5本組 T200 シャフト N.S.PRO 950GH neo

飛距離と操作性を兼ね備えたタイトリストのアイアンT200。 これまでの伝統技術とマックス インパクト テクノロジーが融合。フェース面全体でスピード性能に優れ、ミスに対する高い許容性によりプレーヤーのポテンシャルを最大限に引き出すアイアンで、I#6~I#9にPW加えた5本セットです。

スリクソン Z585 アイアン NS950-DST

ダンロップのアスリートモデルであるスリクソンのアイアンZ585。その5番から9番にPWを加えた6本セットです。独自開発したスピードグルーブフェースによりフェースのたわみが増し反発性がアップ。飛距離性能が大きく向上しました。ヘッド形状に癖がなく、大きさもほどほどで構えやすいので、初心者から中級者まで幅広くカバーするアイアンです。

まずはアイアンセットで基礎を固めよう

今回はゴルフクラブのメーカー、クラブの種類と特長、セッティングの方法、そしておすすめクラブまで幅広くご紹介しました。

ゴルフクラブの進歩はめざましく、毎年新しいモデルが登場するためついつい目移りしてしまいます。しかし、初心者・初級者のうちは、まずは基本となるアイアンセットを使いこなして基礎をみっちり身につけることおすすめします。

基礎が身につき、安定してラウンドできるようになった際は、今回ご紹介したような優れたクラブをぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか!

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